全知事が戦後生まれに 中央省庁出身は25人―統一選

東京, 4月10日, /AJMEDIA/

9道府県知事選の当選者は、現職が6人、新人が3人。今回、戦中生まれの大分の現職が出馬せず、奈良の現職は落選した。このため、奈良の新人、山下真氏が5月に就任した後は全都道府県の知事が戦後生まれとなる。当選者のうち、中央省庁出身者は4人。全都道府県では計25人となり、依然半数を超える。

 当選回数は、鳥取が5回、神奈川が4回、北海道、福井、大阪、島根が2回、奈良、徳島、大分が1回。中央省庁OBは、市長を経て初当選した大分の佐藤樹一郎氏が経済産業省(旧通商産業省)出身、福井と鳥取、島根が総務省(旧自治省)出身だ。
 奈良の山下氏は元市長。北海道の鈴木直道氏、大阪の吉村洋文氏も市長を務めた後、知事に転身した。徳島の後藤田正純氏は衆院議員を辞職し、今回初当選した。女性の当選者はおらず、全国でも山形の吉村美栄子氏と東京の小池百合子氏の2人だけの状況が続く。
 当選者の平均年齢は55.9歳。年代別では40代が2人、50代が3人、60代が4人となった。全国最年少の知事は北海道の鈴木氏で42歳。最年長は今回非改選の熊本の蒲島郁夫氏で76歳。

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