フィンランド、プーチン氏にNATO加盟通告 ロシアは送電停止

東京, 5月15日, /AJMEDIA/

 AFP通信などによると、フィンランドのニーニスト大統領は14日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、北大西洋条約機構(NATO)への加盟方針を通告した。理由について、ロシアによるウクライナ侵攻などが「フィンランドの安全保障をめぐる状況を根本的に変えた」と訴えた。プーチン氏は「フィンランドにとって安全保障上の脅威はなく、伝統的な中立政策の放棄は誤りだ」と主張した。
 一方、ロシアからフィンランドに行われていた電力供給が14日に停止した。NATO加盟の動きに対する報復措置の可能性もある。ロシア政府系電力大手インテルRAOの子会社は13日、電力料金が6日以降支払われていないため、14日未明(日本時間朝)に送電が止まると発表していた。
 ウクライナ侵攻でロシアの脅威が高まったことを受け、フィンランドはスウェーデンと共に近くNATOに加盟申請する見通しだ。ニーニスト氏とマリン首相は12日、共同声明で「遅滞なく申請すべきだ」という自国の立場を示した。14日のプーチン氏との電話会談で電力供給の問題も話し合ったとみられる。

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