東京, 12月23日, /AJMEDIA/
トルコ・リラは21日、対ドルで上昇。上げ幅を広げている。エルドアン大統領が20日遅く、ハードカレンシーに対するリラの下げが銀行の約束する金利を上回る場合、リラ建て預金者が被る損失を政府が補填すると表明したことを受け同日は約23%上昇していた。
リラはドルに対し一時20%高を付けた。17日以降の上げ幅は40%を超えた。20日には1ドル=18.3633リラと過去最安値を付ける場面もあったが、イスタンブール時間21日午前には一時11.0990リラとなった。ブルームバーグがまとめたデータによれば、2営業日での上昇は1983年以降の最高になる。
イスタンブール時間午前9時49分時点は1ドル=12.0685リラ。
トルコ債の5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドは約624ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と昨年4月以来の高水準付近にとどまり、投資家が依然、トルコの債務返済能力を疑問視していることを示している。