ジャニーズと契約解除検討 東京海上、相葉さん広告に起用―「タレントに非はない」の声も・企業対応

東京, 9月8日, /AJMEDIA/

ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、損害保険大手の東京海上日動火災保険が、同事務所との広告契約の解除を検討していることが7日、分かった。同社は「人権尊重の観点で、いかなる形態のハラスメントも認めない」(広報)と説明。一方、「所属タレントに非はない」として起用継続に影響はないとする企業もある。自社の広告塔を担うタレントの起用を巡り、企業の対応は割れそうだ。
日航、ジャニーズ起用当面見送り 「被害者救済の状況注視」

 東京海上では、2022年1月から広告に相葉雅紀さんを起用している。日本航空も所属タレントの広告への起用について、適切な対応が取られることを確認するまでの間、見送ると明らかにした。
 CMに「Snow Man」の目黒蓮さんらが登場しているキリンホールディングスは「対応については今後考える」(広報)として具体的な方針は示さなかった。同事務所には、広告代理店を通じ被害者の救済と再発防止の徹底を求めるという。
 岡田准一さんらが広告に出演しているアサヒグループホールディングスも「起用の是非は今後検討する」とコメント。花王や明治(東京)は今後の対応を注視するという。
 一方、バスクリン(東京)は、「故ジャニー喜多川氏の問題。CMの放送中止などは考えていない」(広報)と強調。「タレントは被害者だ」(食品大手)との考えを示した企業もあった。
 7日に同事務所が開いた記者会見については、「事務所名を残す判断には驚いた。藤島ジュリー景子氏が代表取締役に残ると、組織風土が変わらないのでは」(別の食品大手の社員)と懸念する声もあった。

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