クラウドファンディングで企業支援 消費者と結び、販路開拓―関西みらいFG社長

東京, 6月7日, /AJMEDIA/

 関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の菅哲哉社長はインタビューに応じ、企業の新規事業を支援するクラウドファンディング(CF)サービスを今月中に始めると明らかにした。支援額に応じて製品やサービスを受け取れる「購入型」で、企業と消費者を結び付けることにより、販路開拓などにつなげてもらう。
 関西みらいFGは、コンサルティングを手掛ける子会社を3月に設立。この会社がCFサイトを開設・運営する。企業に開発中の製品やサービスの需要動向などを探る仕組みとして活用してもらう狙いで、菅社長は「(このサービスを通じ)顧客をサポートしていく」と述べた。
 サービスの利用は傘下の銀行の法人顧客に限定し、企業から手数料を徴収する。2024年度には年間120アイテムの出品獲得を目指す。銀行のスマートフォンアプリなどを通じ個人顧客にもCFをアピールし、商品購入者から意見を募る機能も検討する。CFで好評なら事業展開のための資金需要が生じるとみており、菅社長は「銀行の(融資)サービスを使ってもらえたらいい」と語った。

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