「閣議決定、絶対反対」 安保3文書改定で抗議デモ―東京

東京, 12月16日, /AJMEDIA/

 「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の保有を明記する安全保障関連3文書改定に反対するデモが16日午前、首相官邸前であり、「閣議決定絶対反対」などと抗議の声を上げた。
 主催者発表で300人が参加。「軍拡反対」などと書かれたプラカードを手に、「武力の威嚇は憲法違反」「緊張招く兵器を持つな」などとシュプレヒコールを上げた。
 出勤前に参加したという東京都新宿区の男性教員(61)は「(反撃能力の保有は)専守防衛の在り方を変えてしまう」と危機感をあらわにした。
 安保法制反対デモにも参加したという千代田区の女性会社員(27)は「政府は抑止力のためと言うが、戦争のリスクを高める。安保法制の時より世論が盛り上がっておらず、みんなが問題意識を持たないうちに決まってしまい不安だ」と話した。港区の安藤浩之さん(54)は「3文書の内容も、閣議決定で決めるプロセスもひどい。なぜ国会で議論しないのか」と憤った。

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