ホルンの音色でシカを呼ぶ 奈良の恒例行事「鹿寄せ」始まる

東京, 8月3日 /AJMEDIA/

ホルンの音色でシカを呼び寄せる古都・奈良の恒例行事、「鹿寄せ」が3日から始まりました。

「鹿寄せ」は、奈良市に観光客を呼び込もうと毎年、主に夏と冬に行われています。

3日は午前9時半すぎに、奈良公園に隣接する芝生が広がるエリアで、シカの保護活動に取り組む団体の職員がベートーベンの交響曲「田園」の一節をホルンで吹くと、日ざしを避けるため近くの林で休んでいたシカや子ジカなどおよそ100頭が駆け寄ってきました。

集まったシカは職員から好物のドングリをもらっておいしそうに食べ、観光客らはその様子を写真に収めるなどして、古都の恒例行事を楽しんでいました。

埼玉県から訪れた50代の女性は「初めて見ましたが、ホルンの音色を聞いてつぶらな瞳をしたシカが集まってくる様子が美しかったです」と話していました。

「鹿寄せ」は8月25日まで、毎週土曜と日曜の午前9時半から行われます。

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