来館者、50万人に到達 国立ハンセン病資料館―東京

東京, 7月8日, /AJMEDIA/

 国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)の累計来館者数が7日、50万人に達した。内田博文館長(75)は「多くの人に来館してもらっている。今後も差別解消に向け、啓発活動を続けていきたい」と述べた。
 50万人目となったのは、東京都中野区のカメラマン小林明子さん(38)。同館は記念として認定証と花束を贈呈した。小林さんは「展示物や資料を見ることで、患者の暮らしや隔離の過酷さについて学ぶことができた。多くの人が足を運んで知るきっかけになってほしい」と話した。
 国立ハンセン病資料館は1993年にオープン。患者への隔離政策や差別の実態を示す資料など約900点が常設展示されている。一般客は予約なしで入館できるが、新型コロナウイルスの影響で団体客は事前予約制となっている。

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