9知事選、23日告示 奈良、徳島で自民分裂―統一地方選

東京, 3月23日, /AJMEDIA/

第20回統一地方選の幕開けとなる9道府県知事選が23日、告示される。奈良、徳島は自民党勢力が割れる分裂選挙、北海道は与野党の全面対決となる。大阪は大阪市長選との「ダブル選」で、地域政党「大阪維新の会」と非維新勢力が争う。26日告示の6政令市長選、31日告示の41道府県議選・17政令市議選とともに前半戦として4月9日に投開票される。
 後半戦の市区町村長・議員選は4月23日に投開票(一部は24日開票)を実施。後半戦に合わせて23日に投開票される衆参五つの補欠選挙(衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区、参院大分選挙区)とともに、結果は岸田政権の行方を占うことになりそうだ。
 総務省によると、統一選で行われる選挙予定件数(3月10日現在)は、首長選239件と議員選746件の計985件。地方選全体に占める割合(統一率)は27.54%と、前回(27.46%)をやや上回っている。
 奈良は一部自民県議らの支援を受ける現職と自民県連推薦の元総務官僚、日本維新の会公認の元生駒市長による混戦。徳島は自民県連が推薦する現職と自民の元国会議員2人が争う。
 北海道は自民、公明両党が推薦する現職と、立憲民主党が推薦する元衆院議員が激突。大阪は大阪維新の現職に、非維新の政治団体が擁立した法学者の女性、共産推薦の元参院議員が挑む。
 大分は与党系の元大分市長と共産、社民の地方組織が支援する元参院議員による新人対決。神奈川、福井、鳥取、島根は与野党が相乗りで現職を支援する。

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