7はジェンダー平等へ行動を 「男女とも努力必要」―国連高官

東京, 5月17日, /AJMEDIA/

国連女性機関(UNウィメン)のマキシム・ウィナト東・南アフリカ地域事務所長が16日までに東京都内でインタビューに応じた。ウィナト氏は、先進7カ国(G7)首脳にジェンダー平等に関する提言を行う諮問機関、ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC)の委員。G7広島サミットを控え「全首脳がジェンダー平等の実現に向け行動する姿勢を示してほしい」と呼び掛けた。
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 ウィナト氏は、ジェンダー平等を達成するには「男女双方の努力が必要だ」と指摘。G7には、女性支援機関に対する援助や教育格差への取り組み、紛争解決への女性の関与について議論してほしいと注文を付けた。
 また、G7はジェンダー平等の議論活性化に向け国際的リーダーシップを発揮すべきだと表明。世界各国に女性支援のための法整備加速を促し、女性の就業促進に向け技術的支援を提供するよう求めた。
 紛争と女性の関係を巡っては、「女性を当事者の一員として紛争解決の場に含めないと平和は続かない」と強調した。また、賃金を得られない家庭内での女性の労働が「経済の一部として評価されていない」との認識を示し、まずはデータ収集が必要だと訴えた。
 ウィナト氏はGEACメンバーとして今月上旬に来日し、8日に岸田文雄首相にG7への提言を提出した。

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