馬場氏優勢、見方強まる 松井、吉村氏の支持表明で―維新代表選

東京, 8月22日, /AJMEDIA/

 日本維新の会の松井一郎代表の後継を選ぶ代表選(27日投開票)をめぐり、馬場伸幸共同代表が優勢との見方が党内で強まっている。松井氏に加え、吉村洋文副代表(大阪府知事)も馬場氏支持を表明したためだ。馬場氏、足立康史国会議員団政調会長、梅村みずほ参院議員の各陣営は一般党員票の獲得が勝敗を左右するとみて、働き掛けに懸命だ。
 代表選は、国会議員、地方議員ら特別党員(586人)と、2020年から継続して党費を支払った一般党員(1万9293人)に、それぞれ1票が与えられる。
 馬場氏は、特別党員の推薦人集めでも他候補をリード。14日の告示日には過半数となる306人の推薦を確保し、足立氏(39人)、梅村氏(30人)を圧倒して「数の力」を見せつけた。馬場氏陣営は「一般党員は紹介された特別党員にひも付いている」として、一般党員の支持獲得にも自信を示す。
 松井氏の態度表明は早かった。馬場氏が2日に立候補する考えを明らかにすると、4日には「僕を引き継ぐ次の代表として応援したい」と支持を明言した。
 さらに18日には、松井氏と並ぶ二枚看板の吉村氏も「馬場氏に投票する」と同調。これを受け、党内では「新代表は馬場氏で決まり」(関係者)、「馬場氏の勝ちだ」(若手議員)との見方が広がった。
 ただ、一般党員の態度は不明なため、各陣営はツイッターを頻繁に更新するなどアピールに余念がない。足立氏陣営は「一般党員への支持拡大が鍵」と強調。梅村氏陣営は「特別党員から言われた人へではなく、自分で判断して投票してほしい」と述べた。

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