米大統領、緊張下の日韓歴訪 核・ミサイル「現実のリスク」

東京, 5月20日, /AJMEDIA/

バイデン米大統領は19日午後(日本時間20日未明)、日韓歴訪に向けて米国を出発した。北朝鮮による核実験や長距離ミサイル発射の兆候が続く中、緊張下のアジア初訪問となる。出発に先立ち、バイデン氏はホワイトハウスで「欧州やアジアの米国の同盟国は世界を強く、安全にする」と述べ、同盟強化への決意を示した。
 サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は19日、大統領専用機「エアフォースワン」機内で記者団に、バイデン氏の日韓訪問中に北朝鮮が核やミサイル実験に踏み切る「現実のリスクがある」と言及。その上で、挑発行為は「米国が同盟国を守る意志を強めるだけだ」と警告し、中国にもこうした考えを伝えていると説明した。
 バイデン氏は20日ソウル入りし、21日に尹錫悦大統領との会談に臨む。23日に東京で岸田文雄首相と会談するほか、24日には日米とオーストラリア、インドの枠組み「クアッド」首脳会議に参加し、「自由で開かれたインド太平洋」の推進を訴える。

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