男女平等、日本116位 政治・経済遅れ先進国最低―国際調査

東京, 7月13日, /AJMEDIA/

 世界経済フォーラム(WEF)は13日、2022年の男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」を発表し、日本は総合ランキングで146カ国中116位となった。21年の調査から順位を四つ上げたが、政治や経済の分野で遅れが目立ち、先進国では引き続き最下位だった。男女間の格差解消は、参院選を乗り切った岸田文雄政権にとって喫緊の課題と言えそうだ。
 日本は、教育分野では男女間で格差が見られず、他の20カ国と並んで首位だった。しかし、女性の労働参加率の大幅な落ち込みが響き、経済では121位。議員や閣僚級ポストに占める女性の比率も依然低く、政治は139位だった。この結果、ジェンダーギャップ指数自体は昨年から悪化した。
 総合首位は13年連続でアイスランド。2位にフィンランド、3位にノルウェーが入り、北欧諸国が上位を占めた。日本以外の先進7カ国(G7)では、ドイツが10位、フランスが15位、英国が22位、カナダが25位、米国が27位、イタリアが63位。
 日本は韓国(99位)や中国(102位)を下回り、東アジア太平洋地域19カ国中でも最下位だった。

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