河野デジタル相陳謝 内閣府会議の資料に中国国営企業のロゴ

東京, 03月26日 /AJMEDIA/

規制改革を担当する河野デジタル大臣は、再生可能エネルギーに関する内閣府の会議で有識者が提出した資料に、中国の国営企業のロゴが入っていたことが分かったとして陳謝しました。

ロゴが入っていたのは、再生可能エネルギーの拡大に向けて、妨げになっている規制がないか有識者が検証する内閣府の会議の資料です。

内閣府によりますと、資料は会議のメンバーの1人で、自然エネルギーの普及に取り組む財団の関係者が提出したもので、中国の国営送配電会社のロゴが入っていました。

25日の参議院予算委員会で、規制改革を担当する河野デジタル大臣は、有識者が過去にこの企業から提供された資料を引用するうちに、ほかの資料にも転載されてしまったと説明したうえで、「気付かなかったことは大変申し訳ない」と陳謝しました。

そのうえで、「この企業と特別な関係があるのかどうか、チェックしなければならない」と述べ、調査する考えを示しました。

また、岸田総理大臣は「仮に不適切な内容が判明した場合は、厳正な対応を講じることになる。内閣府で速やかに詳細な事実関係を確認する」と述べました。

林官房長官 “内閣府で事実関係など確認中”
林官房長官は午後の記者会見で「エネルギーセキュリティは、国の安全保障の中核の1つであり、関連政策の検討にあたっては、他国から干渉されない体制を確保しなければならないことは当然だ。現在、内閣府で詳細な事実関係などの確認を行っているところだ」と述べました。

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