政治資金問題 自民「厳正処分で信頼回復」立民「証人喚問を」

東京, 03月25日 /AJMEDIA/

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、NHKの「日曜討論」で各党の幹部が意見を交わし、自民党が関係議員の厳正な処分を通じて信頼回復を図る考えを示したのに対し、立憲民主党は実態解明に向けて証人喚問を行うべきだと主張しました。

自民 稲田幹事長代理
自民党の稲田幹事長代理は「政治倫理審査会での議員の証言は不十分との批判を受けており、特に安倍元総理大臣がキックバックをやめると決断したあと復活した経緯は重要だ。処分にあたってはしっかり説明してきたかどうかも考えることになると思う。岸田総裁も、前面に立ち厳正な処分と党の立て直しに全力を尽くすと言っている。政治に対する信頼回復は山場であり、しっかり考えて進めたい」と述べました。

立民 岡田幹事長
立憲民主党の岡田幹事長は「大事な点が全く説明されておらず、予算委員会での証人喚問を求めている。収支報告書への不記載を以前から知っていたとか安倍元総理大臣がやめようとしたキックバックを復活した議員がいるなら、次の選挙で公認しないということではすまず、議員辞職の勧告に値する。事実を解明し、適切な処分を行うべきだ」と述べました。

維新 藤田幹事長
日本維新の会の藤田幹事長は「安倍派の幹部らは証人喚問に出て実態を解明すべきだ。今回の件を当事者が軽く見ている空気があると感じていたが、組織的に違法行為を長年続けてきた組織犯罪と言ってもよい重い問題だ。自民党がどうガバナンスを発揮するか国民は厳しく見ている」と述べました。

公明 石井幹事長
公明党の石井幹事長は「当事者には今後もさまざまな場を活用し説明責任を果たす努力をしてほしい。証人喚問は全会一致で運用する原則があるので自民党の判断を待ちたい。自民党には国民の厳しい批判を踏まえ国民が納得するようなけじめのある処分を期待したい」と述べました。

共産 小池書記局長
共産党の小池書記局長は「誰がいつから裏金づくりを始め、何に使ったかを明らかにしなければ、どういう基準で処分するか決められない。キーマンと言われる森元総理大臣も含めて証人喚問が必要だ」と述べました。

国民 榛葉幹事長
国民民主党の榛葉幹事長は「証人喚問でなければ真実は明らかにならない。コロナ禍で銀座で飲酒した自民党議員が離党させられたが、少なくともそれ以上の処分にならないと国民は納得しない」と述べました。

れいわ 高井幹事長
れいわ新選組の高井幹事長は「自民党の『裏金議員』は潔く議員辞職してほしい。自民党では真相解明できず、有権者に判断してもらうしかない。衆議院選挙で審判してもらいたい」と述べました。

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