岸田首相“防衛力の抜本的強化 取り組む” 防衛大卒業式で訓示

東京, 03月24日 /AJMEDIA/

岸田総理大臣は、防衛大学校の卒業式で訓示し、日本周辺では、核・ミサイルを含む軍備の増強が急速に進んでいると指摘したうえで、平和を維持するため、外交力とともに防衛力の抜本的強化に取り組む考えを改めて示しました。

この中で岸田総理大臣は「この4年間は、新型コロナの世界的なまん延により地球規模で多大な影響を受け、ロシアがウクライナに侵略して既存の国際秩序に挑戦する動きが顕在化した、世界にとっても激動の4年間だった」と述べました。

そして「日本周辺では、核・ミサイルを含む軍備増強が急速に進み、力による一方的な現状変更の圧力が高まっており、わが国は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境のただ中にある」と指摘しました。

そのうえで「平和を維持し有事の発生を抑止するため、外交力の強化とともに、防衛力の抜本的強化を目指しており、安全保障関連3文書に掲げた目標の実現に向け、政府を挙げて取り組んでいく」と述べました。

防衛大学校の今年度の卒業生は401人で、このうち民間企業に就職するなどとして任官を辞退したのは、昨年度より11人少ない35人でした。

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