北朝鮮が短距離弾道ミサイル 日本海に8発発射

東京, 6月5日, /AJMEDIA/

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は5日午前9時すぎから同40分すぎ(日本時間同)にかけ、平壌の順安空港一帯から日本海に短距離弾道ミサイル8発を発射した。日本の海上保安庁も防衛省の情報として既に落下したとみられると公表した。日米韓当局は飛距離や種類などを分析している。
 1回で8発も発射するのは異例。日米韓の迎撃態勢をかいくぐることを念頭に、多数のミサイルの同時発射を試した可能性がある。
 北朝鮮のミサイル発射は、5月25日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)や短距離弾道ミサイルなど3発を発射して以来。同26日に国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁を強化する決議案が中国とロシアの拒否権発動で否決されており、北朝鮮は米中、米ロ対立で安保理が機能していないことを利用し、ミサイル開発にまい進している。
 米韓両軍は今月2~4日に米原子力空母「ロナルド・レーガン」も参加し、沖縄沖で合同演習を実施。韓国の尹錫悦政権が軍事力による圧力を強める姿勢を示していることに対抗した可能性もある。

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