住友化学 今年度業績予想を下方修正 最終損益2450億円の赤字へ

東京, 02月03 /AJMEDIA/

 住友化学は、医薬品事業の不振と石油化学製品の世界的な市況の悪化を受けて今年度1年間の業績予想を下方修正し、最終的な損益が2450億円の赤字になる見通しを明らかにしました。会社は、業績の立て直しを急ぐ方針です。

住友化学は2日、去年4月から12月までの9か月間のグループ全体の決算を発表し、売り上げは1兆8068億円と前の年の同じ時期と比べて19.9%減少しました。

最終的な損益は1097億円の赤字となりました。

さらに今年度1年間の業績予想も下方修正し、これまで950億円の赤字としていた最終的な損益は、2450億円の赤字に拡大する見通しだとしています。

医薬品事業の不振に加え、石油化学製品の世界的な市況の悪化の影響を受けていて、業績予想の下方修正は、去年11月に続いてとなります。
オンラインで会見した岩田圭一社長は「危機的な状況を大変重く受け止めている。一刻も早く業績のV字回復を実現する必要があると考えている」と述べ、会社は、採算が悪化している事業からの撤退や資産の売却などを進めて業績の立て直しを急ぐ方針です。

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