中型いか釣り船 港に戻りスルメイカ水揚げ 不漁で高値か 山形

東京, 9月29日, /AJMEDIA/

山形県の酒田港を出航して、日本海などでスルメイカ漁を行う中型いか釣り船が港に戻り、スルメイカが水揚げされました。漁協などによりますと、去年に比べて不漁となっていて、去年より高値で取り引きされる見込みだということです。

酒田市では、毎年6月に日本海などでスルメイカ漁を行う中型いか釣り船団の出航式が行われていて、夏の風物詩になっています。

このうち、「第八十六若潮丸」が水揚げと燃料の補給のために28日、酒田港に戻り、山形県漁業協同組合の職員などがスルメイカを次々と水揚げしていました。

漁協などによりますと、水揚げされたスルメイカはおよそ5100ケースで、去年の同じ時期と比べて半分ほどにとどまっていて、1ケース当たり1万円から1万4000円ほどと、去年より高値で取り引きされる見込みだということです。

このスルメイカは、鮮度を保つため、船内の冷凍設備で急速冷凍されていて、刺身や塩からなどの加工品に利用されるということです。

本間健漁労長は「例年と比べれば水揚げ量は少ないが、私たちが苦労してとってきたおいしいスルメイカをぜひ食べてほしい」と話していました。

「第八十六若潮丸」は29日再び酒田港を出て、12月ごろまで漁を続ける予定だということです。

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