リード工業(群馬・高崎市)に破産手続き開始決定

東京, 02月06 /AJMEDIA/

製本業のリード工業(群馬県高崎市上佐野町、大塚利恵子社長)が、前橋地裁高崎支部から破産手続き開始決定を受けたことが6日、分かった。1月29日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は約1億3000万円。

 同社は1973年2月創業。86年10月に法人改組。ノベルティー商品販売業者にノベルティー向けのメモ帳、カレンダーなどの製本を行って事業規模を拡大。2008年6月期の売上高は1億6000万円を計上していた。

 しかし、デジタル化の流れの中で同社が扱う紙のノベルティー商品の需要が低迷。同業者との競合も激化し、売り上げは減少をたどり、コロナ禍の影響を受けて21年6月期の売上高は7000万円まで落ち込んでいた。資金繰りのめどが立たず、同年6月末で事業を停止していた。

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