アイマス ミリオンライブ!」10thライブツアーAct-4で見た“39人が彩った10年間の集大成”

東京, 03月04日 /AJMEDIA/

CNET Japanの編集記者が気になる話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は2月24日と25日に、神奈川県のKアリーナ横浜にて行われた、「アイドルマスター ミリオンライブ!」(ミリオンライブ!)をテーマとしたライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」の模様をお届けする。
ミリオンライブ!は「アイドルマスター」シリーズのひとつとして、765プロライブ劇場(シアター)を拠点として活動する、765プロ所属の先輩アイドル(765PRO ALLSTARS)と新たに迎えられた新人アイドル(ミリオンスターズ)が、ともに劇場を盛り上げトップアイドルへとプロデュースするという世界観のもと、モバイルゲームを基点に多方面で展開。この公演は、ミリオンスターズのアイドル(キャラクター)の声を担当しているキャスト陣によるライブイベントとなっている。

 2023年2月に10周年を迎えたことを記念し、10thライブでは4都市をめぐるツアーを実施。すでにAct-1~3まで実施され、Act-4はツアーファイナルとなった。39人いるミリオンスターズのメンバーのうち、DAY1は32人、DAY2はフルメンバーとなる39人が出演。37人で始まったミリオンスターズが、スマホゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(ミリシタ)の展開にあわせて2名が追加され、39人体制となってからは初めて全員がDAY2に集結。過去を振り返っても、2017年3月に開催された4thライブのDAY3で、当時37人のミリオンスターズがサプライズ出演したことはあるものの、不在キャストの演じるアイドルがスクリーン登場するという“間接的に揃った”と言える状態だったため、あらかじめ予告する形でミリオンスターズのキャストがフルメンバーで揃うということ自体も、ミリオンライブ!の歴史のなかで初めてのこと。夢であり念願のステージがついに実現した。

 Act-4では「ミリシタ」やアニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」の関連楽曲はもとより、これまでミリオンライブ!を彩ってきた数々の楽曲を披露。フルメンバーが揃ったこともあってか、ユニット楽曲のオリジナルメンバー(オリメン)によるステージや、ソロ曲についてもゲームバージョン(ショートバージョン)ながら、全員が披露するなど、10年間の集大成となるステージが展開。会場には多くの“プロデューサーさん”(※アイドルマスターシリーズのファンのこと)が集まり、パフォーマンスに対してコールや声援を送っていた。さらに国内のみならず、海外に向けたオンラインでの中継配信も実施。コメントでも盛り上がりを見せていた。

 ステージはAct-1やAct-2でも見られた、これまでのナンバリングライブにおけるモノクロのロゴマークがフィルムとなってあしらわれたセットが設けられたのに加え、階段には、Act-4までのライブタイトルの文字が書かれるなど細かいところまでこだわりが感じられるものに。そして「765PRO LIVE THE@TER」の看板に赤い緞帳が映し出され、765プロライブ劇場をほうふつとさせるものとなっていた。

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」DAY1出演者(※敬称略)

山崎はるか(春日未来役)、Machico(伊吹 翼役)、角元明日香(島原エレナ役)、大関英里(佐竹美奈子役)、藤井ゆきよ(所 恵美役)、麻倉もも(箱崎星梨花役)、小笠原早紀(野々原 茜役)、夏川椎菜(望月杏奈役)、中村温姫(ロコ役)、伊藤美来(七尾百合子役)、駒形友梨(高山紗代子役)、原嶋あかり(中谷 育役)、小岩井ことり(天空橋朋花役)、郁原ゆう(エミリー スチュアート役)、雨宮 天(北沢志保役)、田村奈央(木下ひなた役)、木戸衣吹(矢吹可奈役)、渡部優衣(横山奈緒役)、野村香菜子(二階堂千鶴役)、稲川英里(大神 環役)、末柄里恵(豊川風花役)、桐谷蝶々(宮尾美也役)、浜崎奈々(福田のり子役)、阿部里果(真壁瑞希役)、近藤 唯(篠宮可憐役)、山口立花子(百瀬莉緒役)、斉藤佑圭(永吉 昴役)、平山笑美(北上麗花役)、渡部恵子(周防桃子役)、愛美(ジュリア役)、南 早紀(白石 紬役)、香里有佐(桜守歌織役)

 開演前における、765プロライブ劇場の事務員である青羽美咲による挨拶では、注意事項こそ落ち着いたアナウンスでお知らせをしていたものの、それ以外の呼びかけに関しては、興奮を抑えきれないのが伝わる呼びかけを行いつつ、開演を宣言。劇場らしさを感じさせるブザー音とともにオープニングムービーが上映。メンバーたちもステージに登場し、DAY1の幕を切って落とした。

 そのオープニングナンバーは「Welcome!!」。ミリオンライブ!として2つ目の全体曲であり、展開初期のイベントやライブではよく歌われていたものの、ミリオンスターズの単独ナンバリングライブでは、2016年4月の3rdライブツアー幕張公演以来の披露に。それ以降もフェスイベントなどで歌われたこと自体はあるが、約7年ぶりにこの曲が帰ってきたともいえる状況に、イントロがかかった段階で歓声がMAXと感じられるほど。

 さらにメンバーたちがまとっている衣装が、「ミリシタ」のSSR衣装をモチーフに再現した個別のものであることも驚きをもって迎えられた。アイドルの個性も表すような衣装で見た目にもわかりやすく、ステージを鮮やかに彩るとともに、この人数での個別衣装を用意することに、スタッフも含めてAct-4にかける意気込みまで伝わってくるものに。
冒頭から大興奮というなかでなかで、会場や配信に向けたプロデューサーさんに向けての挨拶とともに、個別衣装について改めて触れるとメンバーたちも喜びを抑えきれない様子が見受けられた。
本格的にライブパートがスタートし、まず歌われたのは「Legend Girls!!」(麻倉さん、伊藤さん、小岩井さん)。ミリオンライブ!最初のCDシリーズである「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE」(LTP)の「02」に収録されている、全体曲を除いては初めての複数人メンバーによるユニット曲。伝説となるであろうライブの皮切りにふさわしい曲で、3人が伸びやかに歌声を響かせた。
ここからはソロ曲パートに突入。まずは小笠原さん登場し、ソロ曲をメドレーで歌うことを告知しつつ、歌ったのは「AIKANE?」。ネコ耳や尻尾が目を引く衣装で、茜の元気と“ウザかわいい”魅力が詰まったステージとなり、特徴となる“あいうえお作文Act-4バージョン”もあわせて披露した。続いた平山さんは「FIND YOUR WIND!」を歌う。これまでもプロデューサーさんを魅了してきた伸びやかに響く歌声で、青空と風を感じさせるような空気感を作り出していた。

 駒形さんによる「Only One Second」では、紗代子の決意を示すような楽曲を出だしの第一声から最後まで、込めた思いや気合い伝わるような力強さを感じさせる歌声で熱唱。一本指を掲げて前に差し出すラストポーズも決まっていた。そして大関さんは「SUPER SIZE LOVE!!」を歌う。プロデューサーさんのクラップを受けて大関さんも全力で歌い、さらにマイクを向けて会場が一体となった「おかわりー!」も響き渡っていた。

 ここで、ユニット「レオ」の楽曲「ゲキテキ!ムテキ!恋したい!」(角元さん、中村さん、原嶋さん)の披露に。4thライブ以来の披露となるなかで、実は失恋要素が入った歌詞でありつつ、明るくポップな楽曲で、それぞれが明るく弾むようなパフォーマンスを見せていた。さらに8thライブで披露されたのも記憶に新しいバレンタインソング「ショコラブル*イブ」(山崎さん、藤井さん、小笠原さん、夏川さん、駒形さん)では、オリメンが揃って歌唱するなかで、セリフのパートでは10年間の思いとこれからをプロデューサーさんに伝えるような特別メッセージも贈られた。
MCパートではこれまで披露した楽曲を振り返るなかで、「Welcome!!」が久々に歌われたことをはじめ、ソロ曲パートは必ずしもメンバーが着用している個別衣装と関連した楽曲が歌われるとは限らないことや、個別衣装のこだわり、今回の「ゲキテキ!ムテキ!恋したい!」の歌割りはCD音源のままに変えたことなど、さまざまなエピソードが飛び出していた。

ライブが再開され、荘厳なイントロから歌われたのは「花びらメモリーズ」(大関さん、藤井さん、渡部恵子さん、南さん)。「ミリシタ」の「プラチナスターテール~聖ミリオン女学園 あなたへの花束~」におけるイベント楽曲であり、オリメンが揃ってのステージで少女たちのすれ違いを描いた楽曲を切なさと情感を込めて歌っていた。続いての「スペードのQ」(郁原さん、雨宮さん、斉藤さん)は、トランプの柄をモチーフにして展開された「MILLION THEATER SEASON」(MTS)シリーズのひとつ「SHADE OF SPADE」の楽曲。いわゆる“ヤンデレ”がイメージされる楽曲で、入り込んでると言えるぐらいの3人の歌唱姿とともに、独特な世界観を作り出すようなステージとなっていた。
ここからはソロ曲パートに。まずは山口さんによる「Border LINE→→→♡」から。大人な女性の恋模様を描いた楽曲で、オシャレな曲調にのせて莉緒の色っぽさやセクシーな雰囲気も漂わせる振り付けでアピールするようにパフォーマンス。続いた末柄さんによる「オレンジの空の下」では、オレンジのコンサートライトが多く振られるなかで、終始笑顔で穏やかな表情から優しい気持ちになれるような癒やしの歌声を届けていた。

 中村さんは「STEREOPHONIC ISOTONIC」を披露。ロコ楽曲特有の早口パートもしっかりと言い切りつつ、ポップな曲調にのせたキュートな歌声で芸術家アイドルであるロコの姿を表現。さらに浜崎さんによる「マイペース☆マイウェイ」では、バイクの運転が特技というのり子の姿をほうふつとさせるような、アクセルをブンブンとふかす手の動きもありつつ、力強さと爽快感のある歌声で魅了するものとなっていた。そして木戸さんによる「おまじない」では、まっすぐな歌声に軽やかな手の動き、そして何よりも楽しんでいる表情と、歌が大好きな可奈を体現するようなステージを見せていた。

 ここで、ユニット「Fleuranges」が「旅立ちのコンパス」(麻倉さん、田村さん、桐谷さん、近藤さん)を歌う。ユニット衣装に着替えての登場で、初めてのオリメン披露が実現。コンパスで円を描くような足の動きも交えつつポップに歌い、曲の世界観を表現していた。そして「Harmony 4 You」(伊藤さん、小岩井さん、香里さん)は全体曲であるなかでも、今回はひとりひとりの声がわかるぐらい、少人数での披露で新鮮な印象を持つものに。ラストの振り返りながら4本指を立てるポーズも決まっていた。
MCパートでここまでを振り返るなか、「花びらメモリーズ」のオリメン披露での喜びや、「スペードのQ」を歌いたいというメンバーが多いことなどのエピソードが語られていった。
ライブパート再開で、まずは「CHEER UP! HEARTS UP!」(夏川さん、木戸さん、愛美さん)から。MTSシリーズの「LOVERS HEART」楽曲のひとつで、聴く人を勇気づけ応援するチアソングを軽快にうたい、プロデューサーさんたちに元気を届けていく。「夢見がちBride」(渡部優衣さん、桐谷さん、阿部さん)は、キャストによるライブ披露は初めてで、ブライダルをテーマにしつつも、“Yeah!”などのコールも多数盛り込まれるような楽曲で、一体となって盛り上がれる楽曲を歌っていた。

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