LNGのルーブル払い提案 実現なら日本も影響―ロシア国営ガス

東京, 7月5日, /AJMEDIA/

 ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムの幹部は4日、ウクライナ侵攻を受けてロシアに制裁を科す「非友好国」向けの液化天然ガス(LNG)輸出に関し、ロシア通貨ルーブルでの支払いを求めることを提案した。下院での発言内容をタス通信が報じた。
 ロシアのプーチン大統領は3月、制裁への対抗措置として、ロシア産天然ガスを購入する「非友好国」にルーブル払いを義務付ける大統領令に署名。ただ、対象はパイプラインを通じて輸出される天然ガスだった。ポーランドなどはルーブル払いに応じず、供給を停止された。「非友好国」には日本も含まれる。
 ガスプロム幹部は今回、この措置をLNGにも適用することを提案。提案が実現すれば、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」などからLNGを輸入する日本にも影響が及ぶ恐れがある。プーチン氏は6月30日、サハリン2を事実上接収する大統領令に署名した。

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