円安加速、154円に迫る 中東情勢で日米金利差拡大

東京, 04月15日 /AJMEDIA/

週明け15日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=153円96銭を付けた。節目の154円台に迫り、1990年6月以来約34年ぶりの円安水準を更新した。中東情勢の緊迫化で米国のインフレ長期化が意識され、米長期金利が上昇してドルが買われた。東京株式市場の日経平均株価(225種)は一時3万9000円を割り、原油の先物価格は上昇した。

 原油価格が高止まりすれば米国のインフレが長引き、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの観測から米長期金利が上昇した。日米金利差の拡大を材料視し、より高い運用利益を見込めるドルを買って円を売る動きが加速した。

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