10月の鉱工業生産、1.1%上昇 4カ月ぶり、自動車回復―経産省

東京, 11月30日, /AJMEDIA/

経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は90.5と、前月比1.1%上昇した。上昇は4カ月ぶり。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大による部品の調達不足が緩和され、自動車を中心に生産が回復した。生産の基調判断は「足踏みをしている」で据え置いた。
 10月の生産は15業種中8業種で上昇。普通乗用車や小型乗用車など自動車が15.4%増加した。ただ、部品不足の影響が顕在化し始める前の水準には戻っていない。生産用機械も海外向けの半導体製造装置や、自動車用の金型などの需要回復で4.2%増加した。出荷は10業種で上昇し、全体では2.0%のプラス。在庫も11業種で増加し、0.8%上昇した。

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