鹿児島の養鶏場で鳥インフルエンザ ニワトリの処分進める

東京, 11月13日, /AJMEDIA/

鹿児島県出水市の養鶏場で多数のニワトリが死に、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
これを受けて鹿児島県は13日朝から、この養鶏場で飼育されているニワトリの処分を進めています。

鹿児島県によりますと12日午前、出水市にある養鶏場から多数のニワトリが死んでいると通報があり遺伝子検査の結果、検査した13羽すべてから高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

これを受けて県は13日朝からこの養鶏場で飼育されているおよそ3万8500羽の処分を進めていて、14日朝までにすべて終わらせたいとしています。

また、県はこの養鶏場の半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からのニワトリや卵の出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定しました。

この養鶏場から半径10キロ以内には119の農場があり、ニワトリなどおよそ553万羽が飼育されているということです。

農林水産省によりますと、養鶏場で鳥インフルエンザが発生したのは今月10日に確認された秋田県に次いで今シーズン全国で2例目となります。

鹿児島県知事 国に協力を要請
鹿児島県の塩田知事は13日午前10時から県庁で宮崎農林水産政務官らと会談しました。
この中で、塩田知事は「今月に入ってから秋田県で鳥インフルエンザが確認されたこともあり、最大級の対策をするよう指示していたが残念だ。これ以上広がらないよう、何としても封じ込めなければならない」と述べて、国に対し、疫学調査による発生原因の究明や風評被害への対応などについて協力を要請しました。

これに対し、宮崎農林水産政務官は「今シーズン、国内2例目の発生となった。初動の対応がまず重要だ。徹底した防疫措置を迅速に進めるため、必要な協力を惜しまずに人的、物的な支援を全力で行っていく」と述べ、感染拡大の防止に向け緊密に連携していく考えを示しました。

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