高所得65歳以上、保険料増 介護制度見直しで論点―厚労省

東京, 10月31日, /AJMEDIA/

 厚生労働省は31日、介護保険制度の見直しを巡る論点をまとめ、同日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示した。所得が高い65歳以上の高齢者が納める保険料を増額するほか、介護サービス利用料を2~3割自己負担する人の範囲を広げることなどを挙げている。同省は今後の議論を踏まえ、年内に具体案をまとめる。
 急速な少子高齢化で、介護の費用や保険料は増す一方だ。介護保険制度は原則3年に1度見直しており、団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる2025年を控えた24年度改正に向け、制度を維持するための給付と負担の在り方が焦点となっている。

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