脱炭素化で協力推進 日豪、東南アジア各国が閣僚会合

東京, 3月5日, /AJMEDIA/

 日本政府は4日、オーストラリア、インドネシアなど10カ国のエネルギー担当閣僚らとの会合を東京都内で開き、「脱炭素化に向けた協力を推進する」との共同声明を発表した。日本が提唱する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想に基づく初の閣僚会合で、日本が強みを持つ水素・アンモニアの利活用をはじめとする脱炭素技術の開発と普及で連携していく。
 AZEC構想は岸田文雄首相が昨年1月、日本の技術でアジアの脱炭素化に貢献していくとして提唱。閣僚会合には、日豪、ミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)のメンバー9カ国が出席、西村康稔経済産業相が議長を務めた。
 共同声明には協力分野として、インフラ投資と資金支援、脱炭素技術の標準化に向けた取り組みなども盛り込まれた。AZECは今後、原則として年1回の閣僚会合と定期的な高級実務者会合を開く。自発的な協力の枠組みとなる見通しだ。

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