石油備蓄、追加放出で合意 原油高で緊急会合―IEA

東京, 4月2日, /AJMEDIA/

日米欧など石油の主要消費国が加盟する国際エネルギー機関(IEA、本部パリ)は1日、緊急会合を開催した。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰を受け、加盟国が協調して石油備蓄を追加放出することで合意した。市場に広がっている需給の逼迫(ひっぱく)懸念を和らげ、原油高に一定の歯止めをかけたい考えだ。
 日本からは、萩生田光一経済産業相がオンラインで参加。経産省幹部によると、会合では米国から備蓄石油の追加放出について提案があり、議論の結果、追加放出を実施することで合意した。ただ、放出の規模や、各国の負担割合、実施時期などについては意見がまとまらず、今後IEAの事務局と各国の間で調整を続けることで一致した。分担割合が決まれば日本政府も協力する。

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