生保大手4社、減益 第一生命、8年ぶり収入首位―23年3月期

東京, 5月25日, /AJMEDIA/

大手生命保険4社の2023年3月期決算が24日、出そろった。売上高に当たる保険料等収入はいずれも増加したが、新型コロナ関連の保険金支払いが膨らみ、本業のもうけを示す基礎利益は減少した。保険料等収入では、第一生命ホールディングスが8年ぶりに日本生命保険を抜き首位に立った。
生保大手、8社中7社減益 コロナ給付金、支払い響く―9月中間

 第一生命は、海外金利上昇を背景に子会社の第一フロンティア生命保険が外貨建て保険の販売を拡大。保険料等収入は前期比25.4%増の6兆6354億円となった。
 これに対し、日本生命の保険料等収入は18.3%増の6兆3735億円。首位を明け渡したことについて、佐藤和夫常務は24日の記者会見で、「保険料等収入はお客さまからの信頼の証し。他社に劣後したことは謙虚に受け止める」と述べた。

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