海外経済、下方修正 中国の感染再拡大に懸念―12月経済報告

東京, 12月21日, /AJMEDIA/

 政府は21日に公表した12月の月例経済報告で、海外経済の判断を「一部の地域において足踏みが見られるものの、緩やかな持ち直しが続いている」と4カ月ぶりに下方修正した。国内の景気全体判断は「緩やかに持ち直している」を維持したが、先行きについては新型コロナウイルス感染が再拡大している中国経済の動向に「十分注意する必要がある」と懸念を示した。
 地域別では、「ゼロコロナ政策」の緩和に伴い感染再拡大が進む中国と半導体製品が不振となっている韓国それぞれの景気についての判断を下方修正した。
 また、国内経済では、半導体製品の需要低下を受け、生産を「持ち直しの動きに足踏みが見られる」と下方修正した。一方、個人消費は「緩やかに持ち直している」を維持。全国旅行支援などの効果もあり着実に持ち直していると判断した。

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