求人1.29倍、7カ月連続上昇 失業率は2.6%―7月

東京, 8月30日, /AJMEDIA/

 厚生労働省が30日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の1.29倍だった。改善は7カ月連続。3年ぶりに行動制限のない夏を迎え、宿泊や飲食サービス業などで人手を確保する動きが強まった。
 有効求人倍率は求職者1人に対する求人数を示す。就業地別に有効求人倍率を見ると、2020年4月以来、2年3カ月ぶりにすべての都道府県で1倍を上回った。
 求人数はわずかに伸び、前月比0.8%増加。旅行シーズンでリゾートホテルや旅館のほか、飲食店の一部で接客や調理補助に関連する求人を出す動きが目立った。一方、求職者数は1.2%減少した。全国的に新型コロナウイルスの感染者数が拡大したことで、感染を危惧して積極的な求職活動が控えられたとみられる。
 総務省が同日発表した7月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比変わらずの2.6%だった。完全失業者数は4万人減少して176万人、就業者数は2万人減少して6734万人だった。

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