日鉄、製鉄所から毒物流出 環境基準超える―千葉・君津

東京, 6月26日, /AJMEDIA/

 日本製鉄は24日、東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)から、有毒な化学物質を含む液体が河川などに流出したと発表した。製鉄所の排水口付近で採取した水からは一時、環境基準値を超える毒物のシアン化合物などが検出されており、周辺環境への影響が懸念されている。
 日鉄によると、18日にタンクから液体の漏えいを確認。流入していた排水口を閉じたが、19日以降に近くの河川や港湾につながる他の排水口から、この液体を含む赤い水の流出が見つかった。
 基準値を超えるシアン化合物が検出されたのは21日と22日で、それ以降は検出されていない。液体の流出で赤く染まった河川や港湾では、魚が死んでいるのが確認された。
 日鉄は「近隣住民や行政、関係者の皆さまにご心配とご迷惑をお掛けしており、誠に申し訳ございません」との謝罪コメントを発表。自治体や関係機関の指示・指導を踏まえ、原因究明と再発防止に努める方針だ。

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