日米首脳会談を検討 岸田首相、今月後半のNY訪問時

東京, 9月6日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相が今月後半に米ニューヨークで開かれる国連総会に合わせ、バイデン米大統領との会談を検討していることが分かった。複数の政府関係者が5日、明らかにした。実現すれば、6月にドイツで開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)の際に短時間会談を行って以来。台湾情勢などを踏まえ、同盟強化を確認する場となる。
 関係筋によると、バイデン氏は18~20日にNYに滞在する見通し。各国首脳らによる一般討論演説が20日から始まるのに先立ち、首相が19日にもNY入りする案が浮上している。
 8月のペロシ米下院議長の台湾訪問を契機に、中国が台湾近海での軍事演習などを通じ「新たな常態」をつくりだそうとしているとの警戒が日米間で強まっている。首相は、台湾問題を含む中国の諸課題に緊密に連携していくことや、日米同盟の抑止力・対処力強化を確認したい考えだ。
 首相はまた、年末の国家安全保障戦略など3文書改定に向け、防衛力の抜本強化を改めて伝えるとみられる。半年が経過したロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発への対応、7月に初の外務・経済閣僚による協議を行った日米間の経済安全保障の強化もテーマとなる。

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