日本を「前向きに」 経済同友会の新浪次期代表幹事

東京, 4月27日, /AJMEDIA/

経済同友会の新浪剛史次期代表幹事(サントリーホールディングス社長)は26日までにインタビューに応じた。日本経済の抱える課題を「現状を維持したいという強い力が働く病気だ」と分析。「日本を前向きに変えたい」と述べ、実現にはリスキリング(学び直し)などの人材投資が重要になると強調した。
 新浪氏は「官民でリスキリングのコンソーシアム(共同事業体)を立ち上げ、人材が活性化する仕組みをつくりたい」と表明した。同友会として企業に成功事例を示し、具体的な行動を促す考えだ。
 従業員の多様な個性を生かす取り組みの促進や、スタートアップ企業の育成を後押しする委員会を立ち上げる方針も示した。こうした活動を通じ、「経営者が学び、同友会が変わることで日本を変えたい」と意欲を示した。
 少子化対策を巡っては「経済的な課題(の解決)だけではできない」と説明。子育てをしやすい社会を目指して、日本全体に育児休業制度を本格的に普及させるには中小企業への浸透が必要だと述べ、「大企業だけで議論しては絶対にいけない」と力説した。

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