大谷の「スイーパー」って? 大きな変化、武器の一つに―WBC

東京, 3月16日, /AJMEDIA/

野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平選手(エンゼルス)が、16日夜に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝のイタリア戦(東京ドーム)で先発登板する。投打の「二刀流」とともに注目したいのは、日本で聞き慣れない「スイーパー」という球種だ。
スイーパーは、スライダーより横に大きく曲がる変化球。打者の体勢を崩したり、空振りさせたりすることができ、米大リーグで使う投手が増えている。失点抑止力が高いとされ、昨季は大谷も多投。15勝で防御率2.33、ア・リーグ3位の219奪三振に一役買った。
 9日の1次リーグB組初戦、中国戦でも威力を発揮した。大リーグの公式サイトによると、大谷が投じた49球のうち26球がスイーパー。ボールからストライクのゾーンに入れたり、右打者の外角へ逃がしたり。そこに最速160キロの速球も投げ込んだ。捕手の甲斐は「バットとの接点がないように見えた。右打者は足を引いてしまう曲がり」と評した。
 ひときわ目を引く武器だが、大谷は「軸の一つという捉え方。いろんな球種で組み立てられるのが自分の強み」とさらり。打っては特大の本塁打、投げては驚異の球速とともに圧巻の変化球も見逃せない。

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