千葉・久留里線の再編協議打診へ JR東が沿線自治体に

東京, 3月9日, /AJMEDIA/

JR東日本が千葉県を走る久留里線の一部区間について、存廃問題も含めた再編協議を沿線自治体に打診する方針を固めたことが8日、分かった。利用者が少なく採算が大幅に悪化しているため。バスへの転換などの選択肢を視野に入れている。千葉支社が9日に記者会見し、状況を説明する見通し。
人口減少を背景に赤字が続くローカル線の存廃問題は、全国的な課題となっている。JR東は昨年7月、久留里線など利用者が特に少ない66区間の収支を初公表。全区間が赤字で、今後各地で再編協議を本格化させたい意向を表明している。
 今回協議対象となる区間は、久留里―上総亀山間の9.6キロ。1キロ当たりの1日平均利用者数(輸送密度)は1987年度に823人だったが、21年度には55人に減少。100円の収入を得るのに1万9110円の経費がかかる状況になっているという。

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