パナソニック、衣類乾燥除湿機163万台をリコール 発煙・発火の恐れ

東京, 4月21日, /AJMEDIA/

パナソニックは20日、2003年から「ナショナル」および「パナソニック」ブランドで販売した衣類乾燥除湿機163万9232台を、発煙・発火の恐れがあるためリコール(回収・無償修理)すると発表した。これまでに国内外で発煙・発火事故が12件発生したが、人的被害はなかったという。
 対象となるのは、03年から21年にかけて製造した衣類乾燥除湿機「F―YHLX120」など40機種。日本で157万台、香港で6万台以上が販売された。製造打ち切り後8年以内の製品は無料で代替品と交換し、8年を超えたものについてはタイプに応じ1万~2万円で製品を引き取る。
 同社によると、香料などに含まれる有機物が内部の除湿ローターに付着し、ローターの回転数が低下するとヒーターの熱によって有機物から発火する場合があるとしている。
 同社はリコール費用の一部を22年度決算に織り込んでいるが、業績予想への重大な影響はないと説明している。問い合わせはフリーダイヤル(0120)878420に加え、LINEでも受け付ける。

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