カメラ見本市、動画撮影に照準 アジア最大級、会場で4年ぶり

東京, 2月24日, /AJMEDIA/

 アジア最大級のカメラ見本市「CP+(シーピープラス)2023」が23日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。新型コロナウイルス禍で会場での開催は4年ぶりで、初日から多くの愛好家が詰め掛けた。デジタル一眼カメラは小型・軽量が売りのミラーレスが主流。プロだけでなく個人でも動画をユーチューブなどに投稿して楽しむ人が増えており、今年は進化した動画機能を備えた製品が目立つ。開催は26日まで。
 キヤノンは3月下旬発売の最新機種「EOS R50」を展示。「インフルエンサー」らが商品の紹介動画を撮影するのに便利な「レビュー用動画」や、手持ちできれいに撮影できる「手ブレ補正動画」の機能を備えた。戸倉剛常務執行役員は「動画が新しいユーザーを受け止めるものになる」と、裾野拡大に期待を寄せる。
 富士フイルムは昨年発売した「X―H2」「X―H2S」の動画撮影コーナーを設けた。別売りの機器を使うと最大で4台のカメラをタブレット端末などで操作でき、プロ向けにもアピールする。ニコンが21年に発売した主力モデル「Z9」は、ソフトウエアの更新を重ね、動画撮影時に解像度を落とさずにズームできる機能を追加した。
 ソニーは映像制作に適したカメラに加え、クラウド上で動画編集などができるサービス「クリエイターズ クラウド」を紹介した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts