ウクライナ避難民20人、5日来日 専用機予備機で―「人道的観点で支援」・林外相表明

東京, 4月5日, /AJMEDIA/

ポーランドを訪問していた林芳正外相は4日午後(日本時間同日夜)、帰国に先立ち記者会見し、ウクライナ避難民20人が政府専用機の予備機で来日すると明らかにした。政府関係者によると、日本に親類のいない人も含まれているという。4日に現地を出発し、日本時間の5日昼ごろ、羽田空港に到着する予定。
 外相は20人について、日本への渡航を強く希望しながら渡航手段を確保できない避難民だと説明。「人道的観点から支援の手を差し伸べる」と語った。20人とは直接面会したことも明かし、「日本で安心して生活できるようサポートする」と述べた。
 岸田文雄首相の特使として派遣された林氏は、現地で避難民施設を視察し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの国際機関と意見交換。来日を希望する避難民受け入れへ調整を続けていた。
 林氏は4日午前(日本時間同日午後)、ポーランドのラウ外相と首都ワルシャワで会談。ロシアが侵攻を続けるウクライナからの避難民に関し、林氏は「人道的観点から可能な限り受け入れていく」と表明。両外相はウクライナ支援を継続していくことで合意した。
 両外相は、ロシア軍が部隊を撤収させたウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺で民間人とみられる多数の遺体が見つかったことについても協議。林氏はその後の共同記者発表で「無辜(むこ)の民間人の殺害は国際人道法違反で、断じて許されず、厳しく非難する」と強調した。

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