7月の貿易収支、787億円の赤字 輸出2年半ぶり減、対中国が不振―財務省

東京, 8月17日, /AJMEDIA/

 財務省が17日発表した7月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は787億円の赤字となった。赤字は2カ月ぶり。輸出が2021年2月以来、29カ月ぶりに減少したことなどが理由だ。自動車の輸出は堅調だったが、半導体製造装置などのマイナスが響いた。中国向けの不振も目立っている。
 輸出は前年同月比0.3%減の8兆7250億円。自動車が28.2%増と好調を維持した一方で、半導体の製造装置と電子部品がそれぞれ、26.6%、14.8%の減少となり、全体を押し下げた。輸入は13.5%減の8兆8037億円。資源高の緩和などを背景に、石炭や原油、LNG(液化天然ガス)が軒並み減少となった。
 国別の貿易収支は、対米国が8459億円の黒字。電気自動車(EV)を中心に自動車の輸出が34.1%増で好調を維持した。対中国は3592億円の赤字だった。輸出は前年同月比の減少率が拡大しており、自動車が23.5%減、半導体等電子部品が16.8%減といずれも振るわなかった。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts