選挙監視団体トップ拘束 統一地方選見据え弾圧強化―ロシア

東京, 8月19日, /AJMEDIA/

 ロシア当局は17日、選挙監視団体「ゴロス」の共同代表グリゴリー・メリコニヤンツ氏を拘束した。モスクワの裁判所は18日、10月17日まで拘束継続を決定した。2000年に創設されたゴロスはプーチン政権の選挙不正疑惑を追及し、当局から「外国エージェント(スパイ)」に認定されていた。
 ゴロスが参加した選挙監視団体の国際ネットワークは21年、ロシアで活動が禁止される「好ましからざる団体」に指定されており、メリコニヤンツ氏はこれを理由に拘束された。国内の関係先も一斉捜索を受けた。
 ロシアでは統一地方選が9月10日に迫り、首都モスクワ市長選や、昨年秋に一方的に併合したウクライナ東・南部4州の議会選も含まれる。来年3月に見込まれる大統領選の前哨戦の意味合いがあり、選挙の正当性に疑問を挟まれないよう政権が弾圧を強化した格好だ。

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