米高速炉に技術協力 原子力機構や三菱重工

東京, 1月5日, /AJMEDIA/

 米原子力エネルギー開発会社テラパワーと米エネルギー省による次世代高速炉開発計画に、日本原子力研究開発機構(原子力機構)と三菱重工業が技術協力することが4日、分かった。2028年に米ワイオミング州での運転開始を目指し、今月にも相互協力に向けて検討を進める方針を盛り込んだ覚書を結ぶ。
 原発は運転時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、脱炭素の流れが加速する中で欧米で有用性を見直す動きがある。だが、米国では長年、高速炉の本格的な開発は行われず、知見が乏しい。一方、日本は廃炉作業中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)や高速実験炉「常陽」(茨城県大洗町)の開発実績があることから、協力に向けて交渉が行われていた。

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