東証、下げ幅一時1000円迫る 米株安で3万9000円割れ

東京, 04月05日 /AJMEDIA/

5日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。下げ幅は一時1000円に迫り、節目の3万9000円を割り込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの懸念から、前日の米国株式市場が大きく下落した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。

 午前終値は前日終値比960円90銭安の3万8812円24銭。東証株価指数(TOPIX)は49.53ポイント安の2682.47。

 前日の米国市場は中東情勢の緊迫化に伴い、原油価格上昇などによるインフレ長期化への警戒感が高まったことから、主要な株価指数が下落した。

 5日の東京市場もこの流れを受け、朝方から平均株価への影響が大きい主要な半導体関連株が売られ、相場を押し下げた。

 日銀の追加利上げが意識され、外国為替市場で円高ドル安が進行したことも、輸出関連企業の業績悪化につながるとして重荷となった。週末を控えて投資家がリスク回避の姿勢を強め、平均株価は下げ幅を一段と広げた。

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