岸田首相「朝鮮半島に緊張」 国家安保会議で対応協議―ミサイル発射

東京, 11月2日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相は2日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮による同日の弾道ミサイル発射について「高い頻度で発射が繰り返されている。断じて容認できない」と批判した。「朝鮮半島で緊張の高まりが見て取れる」と警戒感を表明。この後、国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議した。
 松野博一官房長官は記者会見で、ミサイルが朝鮮半島の南北境界線に当たる北方限界線(NLL)を越えたことに触れ、「地域の緊張を著しく高める」と指摘。核実験などさらなる挑発に関して「可能性はある。日米、日米韓で緊密に連携する」と述べ、警戒監視を続ける方針を示した。
 首相は発射を受け、情報収集・分析に全力を挙げることや、不測の事態に備えて万全の態勢を取ることなどを関係省庁に指示。政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。
 浜田靖一防衛相によると、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。航空機や船舶に被害は確認されていないという。

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