岸田首相、立民代表てこ入れ 参院石川補選、ラストサンデー

東京, 4月18日, /AJMEDIA

 参院石川選挙区補欠選挙(24日投開票)は17日、最後の日曜日を迎えた。補選は夏の参院選の前哨戦と位置付けられており、岸田文雄首相(自民党総裁)と立憲民主党の泉健太代表は、両党がそれぞれ公認する候補の応援演説のため石川入りし、てこ入れを図った。
 首相が同補選の応援に入るのは初めてで、七尾市などで演説。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の弾道ミサイル発射に触れ、「国民の命や暮らしを守るために、防衛力もしっかり強化していかなければいけない」と訴えた。
 首相は侵攻を続けるロシアについて「国際法違反であり、人道上も許せない行為が続いている。絶対許すことができない」と非難。ウクライナ情勢に伴う物価高騰対策として「今月中に総合緊急対策を用意し、皆さんの暮らしや経済を支えようという取り組みを進めている」と説明した。
 一方、泉代表は小松市でマイクを握った。「アベノミクスのこの10年で賃金は上がらなかった。急激に円安が進み、物価が上がっているにもかかわらず、岸田政権は何もやっていない」と批判。「政府はもっと対策を打たないといけない」と述べた。
 共産党の市田忠義副委員長も金沢市で演説し、同党候補への支援を呼び掛けた。補選には「NHK受信料を支払わない国民を守る党」の新人も立候補している。

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