少子化「静かなる有事」 子ども・若者政策強化―小倉担当相・新閣僚インタビュー

東京, 8月27日, /AJMEDIA/

 小倉将信少子化担当相は26日のインタビューで、来年度の子ども関係予算について「静かなる有事である少子化対策に向け、これまでと大きく変わった予算にしたい」と強調した。
 ―重点的に取り組む政策は。
 子育て世代、子ども、若者のバックアップだ。来年度の予算要求では、子ども・子育て、少子化対策予算がグリーントランスフォーメーション(GX)や防衛と並んで「事項要求」とされている。将来的な倍増に向けた大きな一歩となるような予算をつくりたい。小学校就学前の育ちやさまざまな居場所づくり、地域でのいじめ防止対策にも予算を使いたい。静かなる有事である少子化対策に向け、これまでと大きく変わったという印象を持たれるような予算にしたい。
 ―子ども関連予算の将来的な倍増に向けてどう取り組むか。財源として「こども保険」をどう考えるか。
 国民の理解があってこその財源の議論だ。期限、規模ありきではなく、子どもの視点に立って必要な施策を議論した上で、将来的に倍増を目指す。こども保険という言葉は誤解を招きかねない表現だ。子育てはリスクではなく喜びであり、社会にとって大きな意味を持つ。そういう意味でも保険というのはそぐわない。
 ―選択的夫婦別姓について、就任会見で「国民の深い議論を後押ししたい」と話した。具体的にどうしていくのか。
 議員個人としては選択的夫婦別姓に賛成だ。誰もが自分らしさを発揮できる社会が望ましい。当事者ではない人たちにも、わがことのように理解してもらえるよう発信していくのが私の役割だ。

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