大阪、奈良に維新知事 統一選、無投票相次ぐ―4月の地方選挙

東京, 4月25日, /AJMEDIA/

4月の地方選挙は、20回目となる統一地方選が行われた。地域政党「大阪維新の会」は大阪府知事・市長のダブル選を制し、大阪府議選・市議選でいずれも過半数の議席を獲得。自民党が候補を一本化できず保守分裂となった奈良県知事選でも、日本維新の会の候補が当選し、大阪以外で初の公認知事が誕生した。与野党対決となった北海道知事選は与党候補が勝利した。
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 41道府県議選では自民が3回連続で総定数の過半数の議席を確保した。維新は大阪維新を含め124人が当選し、改選前から倍増。目標に掲げる「全国政党化」へ弾みをつけた。
 一方、議員の成り手不足を背景に、全国で無投票当選が相次いだ。総定数に占める無投票当選者の割合は、道府県議選で過去2番目に高い25.0%に達し、町村議選では30.3%と過去最高を記録。20町村で候補者が定数に満たない「定数割れ」が起きた。町村長選でも半数を超える70町村で無投票となった。
 選挙戦となった地域でも有権者の関心は低く、投票率の下落傾向が続いた。道府県議選では、平均投票率が過去最低の41.85%。30道県で過去最低を更新した。候補者に占める女性の割合は15.6%で過去最高となったが、依然として低い水準にとどまった。

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