国連安保理、北朝鮮ミサイルで緊急会合 3月に続き声明出せず

東京, 9月16日, /AJMEDIA/

ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は15日午後(日本時間16日午前)、北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射を受け、非公開の緊急会合を開いた。安保理外交筋が明らかにした。フランスとエストニアが開催を要請した。安保理としての声明は出さなかった。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は、安保理の対北朝鮮制裁決議で禁じられている。フランスのドリビエール国連大使は会合後、記者団に「明確な決議違反であり、強く非難する」と強調。「ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下しており、(東アジア)地域が抱える不安はよく理解している」と述べ、北朝鮮に決議の順守と対話の再開を求めた。

 ただ、会合では各理事国がそれぞれの意見を述べるにとどまり、共同でメッセージを発することはできなかった。北朝鮮の弾道ミサイルをめぐって安保理が会合を開くのは今年3月以来。当時も「(状況を)評価する時で、行動の時ではない」(ロシア)といった声を受けて声明発表は見送られており、今回もロシアや中国が同様の立場を取った可能性がある。

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