兵器取引、供給網混乱で停滞 ストックホルム国際平和研究所

東京, 12月6日, /AJMEDIA/

スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は5日、世界の兵器取引に関する報告書を公表し、2021年の状況について、生産も販売も小幅な伸びにとどまらざるを得なかったと総括した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う「サプライチェーン(供給網)」の混乱が大きく影響した。
 報告書によると、昨年の世界の軍事産業上位100社による兵器取引額は前年比1・9%増の5920億ドル(約80兆円)だった。SIPRI上級研究員はAFP通信に対し、労働力の不足や素材調達の困難が重なり「兵器を生産し、きちんと届けるという企業の力が弱まった」と指摘した。

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