ロシア、千島連盟「好ましからざる団体」 墓参再開など困難に

東京, 4月22日, /AJMEDIA

ロシア最高検は21日、北方領土の元島民らでつくる日本の千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)を「好ましからざる団体」に指定した。発表で千島連盟の活動が「ロシアの領土一体性の侵害を目的としており、ロシアの憲法秩序と安全保障の基盤に脅威をもたらしている」と主張した上で、「狙いはロシアから領土の一部を奪うことだ」と非難した。
太平洋艦隊、演習終え基地へ 北方領土「上陸阻止」訓練―ロシア

 ウクライナ侵攻に伴う対ロシア制裁発動を受け、プーチン政権は昨年3月、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉の中断を発表。同9月には「ビザなし交流」などに関する日本との合意を一方的に破棄した。元島民らによる墓参事業に関しては「有効」という立場だったが、今回の指定によってロシア国内での活動が禁止されれば、事業再開が困難になる可能性がある。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts